競馬界に衝撃のニュースです。リーディングも取ったことがある角居勝彦調教師(栗東所属)が、2021年3月を持って厩舎を解散することを表明しました。

 

まだ53歳の若さでの早すぎる勇退に、競馬関係者やファンからは驚きの声があがっています。気になる引退理由について詳しく検証していきます。

角居勝彦調教師とは?

 

角井厩舎の代表馬といえば牝馬で日本ダービーを制して、G1レースを7勝したウォッカが挙げられます。引退した今でも歴代最強牝馬として名前を残している名馬です。

 

またヴィクトワールピサは海外遠征をしてドバイワールドカップを制覇しました。角居トレーナーの名前は日本のみならず、海外でも知られています。

 

最近ではエピファネイアがジャパンカップを圧勝したり、リオンディーズが無敗で朝日杯フューチュリティステークスを制しました。

 

この他にもビックレースで数々の実績を残していることから、角居厩舎には毎年馬を預けたい馬主が殺到します。結果的に馬の質が上がり、よい成績を残す好循環につながっています。

 

角居調教師はその人間性も高く評価されています。トップトレーナーでありながら決して偉ぶれることなく、優しい笑顔で温かく迎えてくれます。

 

競馬記者の嫌味がある質問に関してもその姿勢は変わりません。角居調教師を失うことは、競馬界にとって大きな損失になるのは間違いありません。

 

一体なぜ突然の厩舎解散となってしまったのでしょうか?その理由を探っていきます。

 

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報道されている引退理由は?

 

報道によると角居調教師の引退理由は「家業の天理教を継ぐため」と言われています。ご実家は祖父母世代から続く天理教の家系のようです。

 

お母様も高齢であることから、地元の石川県に帰って家業を継ぎたいということでしょう。ご本人の意志は固く、残念ながら2021年には調教師引退となりそうです。

 

長い歴史がある競馬界でも今回のようなケースは前代未聞です。ましてや角居調教師は現役バリバリのトップトレーナーですからその衝撃は絶大です。

 

2001年に厩舎開業以来、所属馬がレースで獲得した賞金総額は約176億円。調教師にはこのうち10%が入るしくみになっています。

 

この他にも馬主から毎月預託料が入ることも考えると、年収は1億円に近くになると思われます。まるで宝くじみたいな夢のような金額ですね。

 

地位や名誉、収入をすべて捨てて地元に帰るという決断をした角居調教師。英断と呼べるのかもしれませんが、競馬ファンの本音としてはどうにも納得しづらい面があります。

 

なぜならば角居先生の競馬にかける情熱は業界内でも有名であり、競馬界を自ら離れることは考えにくいからです。

 

もしかすると報道されていない本当の引退理由があるのかもしれません。そして調べていくといくつかの答えが浮上してきました。

 

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本当の引退理由とは?

 

ここからは角居調教師の立場に立って考えてみたいと思います。角居調教師は2016年に「サンクスホースプロジェクト」という企画を立ち上げました。

 

このプロジェクトは引退した競走馬のキャリア支援をしていこうというものです。優秀な競走馬は種牡馬になれますが、その数は1割未満です。

 

そのほかの多くの競走馬は乗馬などで活躍の場がいればよいのですが、路頭に迷ってしまう事も少なくありません。なかには殺処分になってしまう場合もあります。

 

プロジェクトには武豊騎手や福永祐一騎手なども参加しており、徐々に活動が広まってきています。しかし、課題もあります。

 

サンクスホースプロジェクトの収入源は募金が中心です。本来であれば引退馬のその後は、JRAが主体となり考えなければならない問題のはずです。

 

しかしJRAは協賛者にも加わっておらず、現時点では今後も参加の予定はないようです。JRAと角居調教師との間で考え方の違いがあるのは明らかです。

 

この競馬業界内での内紛こそが、本当の引退理由ではないかという見方があります。母体であるJRAが動かなくては、活動範囲は限られてしまうからです。

まとめ

 

角居調教師は2021年3月を持って競馬業界から勇退します。まずはトップトレーナーとして積み重ねてきたこれまでの実績に敬意を示したいところです。

 

そしてサンクスホースプロジェクトが、角居先生引退後も長く続いてほしいと願うばかりです。おそらくご本人もそれが1番気がかりかと思います。

 

そのためにはJRAの協力は絶対に必要になってきます。売り上げを伸ばすだけではなく、動物愛護の視点を大切にしてほしいと思います。

 

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