虫垂炎(盲腸)は大腸の一部である虫垂の炎症により、急激な腹痛や吐き気に襲われる病気です。急速に進行するのが特徴です。

 

症状が胃腸炎と似ている事から、救急車を呼ぶのが遅れて悪化させてしまいがちです。救急車を呼ぶタイミングを詳しく解説していきます。

盲腸とは?発症する確率はどのくらい?

 

「この前、盲腸になってさ。救急車で病院に運ばれて緊急手術になったんだ。大変だったよ」

 

先日、久しぶりに会った友人からこんな話を聞きました。盲腸という名前は知っていたのですが、実際には猛烈な腹痛ぐらいしか知識がありませんでした。

 

そこで盲腸について調べてみると、なんと15人に1人の割合で発症する病気であることがわかりました。

 

学校で30名のクラスだとすると、2人は盲腸にかかる計算です。決して他人ごとではありませんし、もしものときのために正しい対処方法を知っておく必要があります。

 

盲腸の正式な名称は急性虫垂炎です。大腸の一部である虫垂に炎症が起きると激しい腹痛が発生します。詳しい症状についてまとめていきます。

 

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虫垂炎(盲腸)の初期症状とは?

 

虫垂炎の初期症状として特徴的なのが、みぞおち(お腹の上あたり)の痛みです。この痛みは虫垂がふさがる事により発生します。

 

●お腹が痛い。

●気持ち悪くて吐き気がする。

●吐き気がする。

●何も食べられない。

●熱が出る。

 

これらの症状が代表的なものですが、胃腸炎と非常によく似ているのがわかります。実際に虫垂炎を発症した多くの人が、最初は食べ過ぎや食中毒を疑っています。

 

虫垂炎を見極めるためには次のポイントに注目して下さい。

 

≪虫垂炎を判別するポイント≫

★痛みがみぞおちから右下腹部に移行する。

★耐えられないほどの激痛。一向に回復しない。

 

虫垂炎の代表的な特徴として、時間の経過とともに右下腹部に痛み出します。押すと明らかにいつもとは違う激しい痛みが出るのでわかりやすいかと思います。

 

また食中毒などによる急性胃腸炎の場合は、食べたものを外部に排出して安静にしていれば徐々に回復してきます。一方で虫垂炎の場合、痛みはどんどん強くなります。

 

早い段階で治療ができれば身体への負担も少なくて済みます。虫垂炎が悪化して腹膜炎を併発してしまうと手術は避けられないので、早期発見・早期治療が大切になります。

 

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救急車はすぐに呼んだ方がいいの?

 

虫垂炎は進行スピードが非常に早い病気です。腹痛はどんどん激しくなっていき、最後には立つことも歩くこともできなくなります。

 

緊急性を要する病気であるにもかかわらず、救急車を呼んだり救急外来を受診するタイミングが遅れる傾向があります。

 

その1番の理由は、食べ過ぎによる腹痛だと決めつけてしまう事です。特に発症率が高い10~20代は、自分が盲腸になるなんてまったく想像していない人がほとんどです。

 

救急車を呼ぶか迷った時には、虫垂炎の判別ポイントにも書きましたが「右下腹部を押すと激しい痛みがあるか?」に注目して下さい。

 

もしも右下腹部に痛みがある場合は迷わずに救急車を呼びましょう。例え虫垂炎ではなかったとしても、痛みがある以上は何らかの体の異変があるはずです。

 

“この程度で救急車騒ぎなんて恥ずかしい。明日病院に行こうと思った”

 

救急車を呼ばなかった人がよく話す理由ですが、万が一のことがあれば取り返しがつきません。命にもかかわってきますので、絶対に異変を見逃さないで下さい。

まとめ

 

虫垂炎(盲腸)は突然発症する病気です。進行スピードが速いので、救急車を呼ぶ判断が遅れればそれだけ症状は悪化してしまいます。

 

「自分が盲腸になるはずがない」という思い込みが1番怖いので、まずは誰でもかかりうる現実を知ってほしいと願っています。

 

記事で書いた虫垂炎の判別ポイントはぜひ覚えておいてください。知っていればあなただけではなく、身近な人にも使えるのでとても便利です。

 

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